こんにちは。
元サラリーマン議員の矢口やすゆきです。
私の記事が会社員から議員を目指すあなたのお役に立てれば幸いです。
【選挙まで残り1年3ヶ月】
ひとまず、会社への報告が出来、私としては一安心し、あとは上司任せと考えてしまっていました。
年明けに上司に呼ばれ立候補の件について話をしました。
さすがに会社への正式な報告をせずに出馬は避けた方がいいこと、そして、社長以下常務までの役付き役員が集う経営会議があるのでそこで報告書を提出して上層部にも判断を仰ごう、とのことでした。
早速経営会議提出の報告書を作成に取り掛かりました。
あまり複雑にせず、要点は2つに絞りました。
①2019年4月の統一地方選(杉並区議会議員選挙)に立候補すること、
②当選した暁には兼業を認めてほしいこと
この2点です。
①2019年4月の統一地方選(杉並区議会議員選挙)に立候補すること
については会社が行なった働き方改革で時間ができたこと、それにより商店街との繋がりが生まれイベントやお祭りをお手伝いしていくうちに議員になってもらえないかとお声掛けいただき立候補を決意したことを時系列にそって簡潔に記載しました。
個人的には
②当選した暁には兼業を認めてほしいこと
がチャレンジでもありました。
それまでKADOKAWAでは兼業・副業は認められていませんでした。
もちろんそれらの議論は進んでいたようですが。
今回、自身が立候補するに至ったきっかけが会社が主導した働き方改革であり、そこには大変感謝している。是非、当社が出版業界の先駆者として働き方や兼業・副業を認めてほしい、そして当選した際には兼業議員として働かせてほしい、
という内容でした。
社長たちが認めてくれなかったら、退職して立候補するしかないかな、とは思っていました。
経営会議へは、宣伝局を管掌している常務取締役経由で報告してもらうことになりました。
報告書を提出してからは何も出来ないので、待つだけです。
数日後、上司から呼ばれ、経営会議の報告を受けました。
社長以下、報告を受け、いいんじゃない、という反応だったとのこと。
これまで社内で立候補した人間もおらず、よく分からないという感じのようでした。
割とあっさり認めていただけたことは、驚きと上層部への感謝の念が押し寄せました。
これで会社を退社して立候補することは無くなったのです。
多くの会社員が政治の世界に飛び込もうとする時、
退路を断って背水の陣で挑まざるを得ません。
それでは、会社員が政治の世界には飛び込めません。
会社側としては立候補を理由に会社を休まれては困る、という考え方もわかりますが、
そこは是非、柔軟な考えをお持ちいただき、
地域のため、国のために尽くそうと考えている社員を温かい目で応援してもらえると嬉しいですし、そのような考え方や対応をして頂ける会社が増えれば、会社員から政治の道に進もうとする方々も増えると思います。
政治は生活に密着しているものです。
多くの人々が立候補しやすい環境を、そしてもし落選してもまた戻れる環境を、
会社や社会全体で醸成されることを心から願っています。
そして会社から巣立った議員は、会社やその業界には感謝しかありませんので、
必ず何らかの形で恩返しやお役に立ってくれると確信しています。
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