こんにちは。
元サラリーマン議員の矢口やすゆきです。
私の記事が会社員から議員を目指すあなたのお役に立てれば幸いです。
政治や選挙についての知識・経験ゼロの私には頼れる人脈がなく、妻の知り合いで政治に知見のある方からアドバイスを頂き、地域ごとに選挙のやり方は異なるので、まずは杉並区で選挙に詳しい人に聞いてみた方がいいとのことで、杉並区の知人をご紹介いただきました。
2017年11月。
杉並区での選挙の戦い方を教わるべく、いよいよ杉並区の方を訪問することになりました。
その方は我が家からそれほど遠くない場所にある地元建設会社の常務の方でした。
早速アポイントを取り、妻と共にご挨拶に伺いました。
常務と共に社長もご同席いただきました。社長は、杉並で長く政治や選挙に関わっておられる方で、地元杉並区の石原伸晃衆議院議員とも顔見知りという間柄の方でした。
私でも聞いたことがある大物の名前がいきなり出てきたものですから、一気に緊張が走りつつも、なんとか杉並の選挙や政治事情について聞けるだけ聞こうと頭をフル回転させて様々質問すると、お二人とも懇切丁寧に様々アドバイスをいただきました。
社長曰く、
「区議会なんて簡単に当選するよ」
なんて言うものですから、そもそも選挙もやったことないし、そんな簡単に通るわけないと考えてるのですが、一向に取り合ってくれません。
「区議会議員選挙が一番人間くさくて、ドロドロしてていいよね。」
「表では笑ってて、水面下では蹴り合ってるんだもの」
など生臭い話も飛び出し、当時、選挙も政治も未経験の私は想像で話についていくしかありませんでした。
挙げ句の果てには
「ま、ダメだったらウチに来なよ。ウチの方が楽しいよ」
となんとも楽観的で楽しい社長の人柄にすっかりと魅せられてしまいました。
と同時に、中小企業の社長さんとは会社員時代には出会うことがなかったので、
政治や選挙に関わる人はこんなに個性的な方がいらっしゃるのか、
ととても新鮮かつ魅力的で新しい世界の扉が開いていくような感覚を覚えています。
お二人からは最後に
「選挙の前に、自民党の公募があるから受けてみたらいい」
との貴重なアドバイスをいただきました。
それまで地盤・看板・鞄のない自分は、完全無所属で立候補するものとばかり思っていました。
お二人から政党の公募のお話を伺い、なるほど、公募に応募してそれに合格し政党の公認が取れれば、より選挙も有利に働くかもしれない。
政治は数の世界と言われていますから、
仮に無所属で当選したとしても、一人では限界があるだろうな、と考えるようになりました。
そもそも立候補して議員になろうと思ったのは、
商店街や地域の皆様からのお声掛けをいただいたことがきっかけであり、
自分自身もそれに応えて、地域のため、商店街のためにお役に立ちたい、という思いが原点です。
当選したとしても、一人では議会運営や議案の賛否に関わるのは難しい、
せっかく議員になっても地域や商店街のお役に立つことが出来なければ申し訳ない、
どこかしらの政党の公募を受けて、政党組織の一人として活動した方が、結果的にお役に立てるのでは、と考え、各政党のマニュフェストを読み始めることにしました。
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