こんにちは。
元サラリーマン議員の矢口やすゆきです。
私の記事が会社員から議員を目指すあなたのお役に立てれば幸いです。
【選挙まで残り1年5ヶ月】
政府の働き方改革で時間ができたこと、それにより商店街との繋がりが生まれイベントやお祭りをお手伝いしていくうちに議員になってもらえないかとお声掛けいただき立候補を決意しました。
しかし、これまで選挙や政治に関わったことはなく立候補や選挙に向けてどのように動いていけば良いか暗中模索の日々でした。
そもそも、会社側にはどのタイミングで伝えれば良いかわからずじまい。
当時、私は宣伝局の課長職でした。
入社してから一貫して宣伝畑で過ごしてきました。
少し話は逸れますが、出版社の宣伝は、自社の書籍や雑誌、コンテンツを多くの人に知ってもらうこと。
その手段として、TVCMや電車内の中吊り・映像広告、駅や屋外の看板・ビジョン広告、スマホなどで流れるバナー広告など、様々な広告媒体を活用して、宣伝を行なっています。もちろん、それぞれの書籍や作品によって、ターゲット層は異なるので、そのターゲット層に訴求できる媒体を選択し、告知していきます。
また私の会社の宣伝局は、先述したように媒体を押さえて告知をするだけでなく、他社の宣伝部門に比べるとかなり幅広い動きをしていたと思います。
例えば、作家さんのサイン会や各コンテンツの企画イベントなどでは書店営業と連携して動きます。
さらに、担当する作品がヒットし、映像化・アニメ化・ゲーム化・コミック化など、いわゆるメディアミックスする時には、担当編集部と共に、それぞれのチーム、他社の皆様と共にさらなるヒットを目指して動いていきます。
そうすると、アニメ関連イベント、ゲーム関連イベント、映画やドラマの舞台挨拶など、様々なイベントや企画が立ち上がっていくのですが、私たちは各チームの皆様と共に、原作作品の宣伝担当として、原作の売り上げにもつなげるよう努力していきます。
また、KADOKAWAという会社として出展するイベントも宣伝が運営主体となりました。例えば、夏冬のコミックマーケットや秋の東京ゲームショウ、春のアニメジャパン、など季節ごとに、また大型連休ごとに様々なイベントがあり、その運営主体を宣伝が行なっていました。
一度、年間のイベント数を数えたことがありましたが、大小合わせると年間70近くものイベントを行なっていました。毎月5回以上、毎週末イベントがある計算です。それ以降数えるのをやめましたが。
そんな日々でしたので、週末は基本的にはイベントなどで都内や首都圏近郊を駆け回り、平日は通常の宣伝業務の打ち合わせや準備、広告物の制作など、とにかく業務が多すぎてほぼ深夜帰宅の日々でした。
そんな日々が当然と思って働いていたのですが、政府の働き方改革で残業やめい!となったわけですから、こちらとしては管理職として率先して残業をやめて帰宅することに。
驚きと共に、強制的にでもやればできるんだなぁと感じたことを覚えています。
働き方改革により、商店街で買い物する余力が生まれ、ご縁をいただき立候補への決意に繋がっていったというわけです。
話を戻しますが、
2017年の年末に局長と部下の人事についての相談をしており、人事の話が落ち着いたタイミングに上司から
「ところで矢口さんの希望はある?」
と話をふられました。
ここしかない!と思い、
「実は、2019年4月の統一地方選挙に出馬しようと考えています」
と打ち明けました。
上司は大爆笑。
そりゃそうですよね、私も反対の立場だったら冗談かと思うと思います。
本当に選挙出るなら、会社にい続けられるかもわかりません。
そのような可能性もあるので上司からは
それは考え直せるものなのか?との助言もありましたが、
商店街が応援してくれている状況で、私としては引き返せる状況ではないと考えていたので、その旨をお伝えすると、
「それならば、頑張って。応援するよ。」
とのこと。
そういうしかないですよね。
でも上司としての考えは色々あるでしょうが、ひとまずは飲み込んで受け入れてくれたことに感謝をしつつ、会社への報告が出来、私としては一安心。
ま、あとは上司がうまくやってくれるだろうと人任せな気持ちでした。
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